航空事故でもそうだが事故が続くときは続くものだ。
今回は事故後中米ベリーズ船籍の貨物船の9人が冬の海に投げ出されすぐに6人が救助されたがそのうち1人が病院で死亡、フィリピン人船長も6日に漁船の底引き網により引き上げられた。行方不明の2人のフィリピン船員の生存は絶望視されている。なぜなら房総沖と違い瀬戸内海の明石海峡付近は操業中の漁船や往来する船も多く人間が海上に漂っていれば発見される可能性が高い。
イージス艦の事故では事故後5日もたった24日にタレントの中川翔子がTVの生番組で清徳丸の親子について「避けられた事故だったのに、死ななくて済んだのに」と発言して謝る羽目になった。救命ボートで漂っているならともかく冬の海に5日も漂っていたら確実に死んでいると思われるのに言えない。
そのあと 29日になって
福田首相までもが「大黒柱と家を支える息子さんを亡くされたご家族・・」と発言して陳謝。
確かに日本人の礼儀としては事故の親族にはっきり死んでますねと直接言うのは控えるべきだが、事故後5日から9日も経っても死んでいるのではと言えない日本の社会が怖い。
このブログでも2月中にもう死んでいると書いたらブログ炎上か?
貨物船の船長の例での判るように冬の海に6時間ー12時間も浸かっていたらまず生存していない。
マスコミだけでなくネットでも書きたいことを書けない社会てなんだろう。

イージス艦「あたご」
基準排水量 7,700t
満載排水量 10,000t
全長 165m
全幅 21m
喫水 6.2m
主機 LM2500ガスタービン4基:COGAG、2軸
出力 100,000馬力
速力 30ノット
兵装 Mk41VLS(スタンダードSAM/アスロックSUM用)2基、90式SSM4連装発射機2基、127mm単装砲1基、20mmCIWS2基、324mm3連装短魚雷発射管2基。
航空機 SH−60K哨戒ヘリコプター1機
乗員 300名
漁船の進路には問題なかったのか、
と書くのもだめらしいですね。
今回の場合小回りの利く漁船が避けるのが常識で事実他の漁船はちゃんと避けているのに清徳丸だけが避けなかったのは居眠りかよそ見運転の結果だ。
日本TVの辛坊解説員だけがそれらしいことを言っていたので調べたら船舶免許を持っていた。
これが、あくまで、「常識」というローカルルールの範囲に留まっているから問題なんでしょう。
なんとか、わかりやすい法改正はできないもんなんでしょうか。
海難事故の乗組員の死亡を前提にした発言は,親族がそれを口にするまでは,なかなかまだ許されないようですね。
違う話題ですが,倖田來未の「35歳をまわると羊水が腐る」発言も,「そんなアホなぁー,そう言うあんたがアホやでー」で終わる話が,かなりねじ曲がってしまっています。
相撲の朝青龍たたきにも,同じような,正義の仮面をかぶった悪意の人たちが無数にいるような感じです。
ただ、船の大きさの違いをどう明文化出来るだろうかだと思います。500トン以上の船は直進、100トン以下は相手をさけろと成ったとき100トンから500トンまではどうすればいいか。
かといって500トンと480トンでは瞬間的には区別できないし。そうだ自分の排水量を常に電波発信していて音声でどちらが避けるべきかをルールにしたがってアナウンスするシステムを必ず搭載する。
その機械を乗せなくて良い50トン以下の船はすべて自船が避ける。
機械を乗せている船は旗とランプで積載していることを明示する。と言うようにすれば確実にわかる。